省エネ事例

VQシリーズ

 

1. A社の依頼内容

 洗浄後の乾燥でシロッコファンを使用しているが、少しでも節電(省エネ)したい(乾燥温度 150 ℃程度)。

 

2. 改造内容

 改造前の仕様 

  ・シロッコファン × 2台 (各モータ容量 7,5 kW)

 改造後の仕様

  ・タンジェンシャルファンVQシリーズ × 2台 

              (各モータ容量 5.5 kW)

 ファンを交換するにあたり、ダクト、モータも併せて微調整が必要となった。

 

3. 改造後お客様の声

 乾燥時間が大幅に短縮された。

 同等の乾燥具合で比較すると、30 %程度の節電に繋がった。

 

4. TOHOの見解

 まず、タンジェンシャルファンは構造的に既存設備への導入(改造)がしやすいファンになります。

費用対効果を考えた上でとても大事な要因になるかと思われます。

 また、比較的風量が出やすいので、乾燥工程には絶大な効果を発揮します。加えて、LTG社のタンジェンシャルファンは国産のクロスフローファンと違いインペラ内にシャフトが通っていない構造であり、これも風量増(効率)に大きな影響を与えています。

 乾燥を早めるには複数要因が存在しますが、単純に今回は風量が出やすいという特性が結果に繋がったかと思われます。