タンジェンシャルファン導入事例⑤
愛知・名西エンジニアリング株式会社様
(表面処理装置メーカーでの採用)

代表取締役 畝本 亜喜男様にお話を伺いました。

名西エンジニアリング株式会社様
表面処理プラント製作を行う「西田製作所」として昭和38年、大阪市平野区にて創業。

平成22年、名古屋市中川区に株式会社西田製作所名古屋支店として工場を開設し、平成26年に現在の名西エンジニアリングを設立。令和2年にはベトナムに現地法人を立ち上げるなど海外へも進出。表面処理装置の製造をメインに、自動車、航空機から半導体、精密部品、建築金物に至るまで幅広い分野で製造業を支えるリーディングカンパニー。

「省スペースで済むファンを探していた」

Q. タンジェンシャルファン導入の経緯を教えていただけますか                 

A.    元々、当社製造のめっき処理装置にはシロッコファンを使っていました。              めっき処理装置の納入先はスペースが限られていることも多く、「ここにしか置けない」という決められた場所に設置することがほとんどです。そこで、コンパクトなファンを探していたところ、トーホーさんのタンジェンシャルファンにたどり着いたのがきっかけです。

「自由自在で故障が全くない!」

Q.     導入後のメリットとしてどのようなことを感じられましたか

A.     まず、「故障がない」。当社ではエアブロー、乾燥の際にタンジェンシャルファンを採用しており、これまで数多くの設備に導入してきましたが、故障したことはありません。ユーザーさんからの不満も一度も聞いたことがなく、とても助かっています。

めっき処理装置の設置環境はどうしても悪くなりがちで、濃度の高い塩酸がファンにかかることもあります。以前のシロッコファンはそれが原因で錆びてしまい、羽根がやられて悩まされることもしょっちゅうありましたが、タンジェンシャルファンではそれもありません。また、「風量が多い」ので、ユーザーさんの時短や節電にもつながっているはずです。

縦置きが容易にでき、外部ダクトが不要であることも大きなメリットです。タンジェンシャルファンは「自由自在」というイメージですね。

Q.     タンジェンシャルファンの活用について、今後のお考えをお聞かせください

A.     すでに進めていますが、冷却、空調でももっと活用できるのでは、と考えています。また、当社はベトナムにも拠点があるので、海外向け設備にも導入を検討しています。輸出入の煩雑さはありますが、トーホーさんにも協力してもらって進めて行けると良いと考えていますよ。